いとう祐一郎 | これからの鹿児島
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これからの鹿児島

①  アジアに開かれた鹿児島

急速に発展するアジアの国々

・ 今後,世界におけるアジアのシェアが拡大(人口,GDP)。一方,日本の世界における地位は相対的に縮小傾向。

高速交通ネットワークとアジアに近接した地理的優位性

・ 福岡・鹿児島間の移動時間の大幅な短縮は,福岡空港・鹿児島空港を利用した「福岡IN鹿児島OUT」,「鹿児島IN福岡
    OUT」という人の流れを生み出す可能性。

アジアとの経済交流による発展可能性 ~環黄海経済圏~

環黄海地域は,中国の大連~上海,韓国の仁川~釜山に至る黄海沿岸部及び九州,台湾を含めた地域。

・ 人口は世界の5.9%を占め,メルコスールやNAFTAにほぼ匹敵。
・ GDPは世界シェアの6.0%であり,ASEANを大きく上回りメルコスールと同程度の経済規模。
・ 対世界貿易額は世界シェア16.5%であり,近年,シェアを拡大。

鹿児島県は,九州新幹線全線開業により,環黄海地域内の主要都市を含む,鹿児島-福岡-釜山-北京-上海-鹿児島のルートに組み込まれたところ。

清華大学とのMOUの締結

・ 鹿児島県は,(中国を代表する大学の一つである)清華大学と今後の双方の交流,協力関係を促進するMOU(包括協定)を
    締結(平成25年8月29日)

② 世界を魅了する観光地“KAGOSHIMA”の形成

東アジアに近接するという地理的優位性を活かした観光戦略

県観光振興基本方針
■基本目標

「おもてなしの心と本物の素材で形成する,世界を魅了する観光地“KAGOSHIMA”」

■施策の基本的方向

① 魅力ある癒しの観光地づくり
② 国内外からの誘客促進
③ 「おもてなし先進県鹿児島」づくり

県内の宿泊観光客の動向

延べ宿泊客数  H19:4,799千人 → H24:5,507千人
うち外国人     H19: 106千人 → H24: 138千人
※ 定住人口1人の減少による消費額の低下は,外国人旅行者7人の増加でカバー

鹿児島空港発着国際定期路線の乗降客数の増加

 H12:95千人 → H24:109千人(過去最高)

県内への観光船寄港数

 H25県計(予定):58隻
       内訳 マリンポートかごしま:27隻,種子・屋久:18隻,
          奄美諸島:12隻,その他:1隻

③ 戦略的な産業おこし ~近接するアジア市場を睨んで~

鹿児島の農林水産物の輸出促進

・ 香港,台湾,シンガポールにおいて輸出拡大に向けたフェア等を開催。
・ 貿易会社を活用したプロモート活動を展開し,海外市場への販路拡大・定番化に取り組む農業団体等を支援。
・ 「上海事務所」を平成22年7月に開設し,中国の市場情報の収集や市場開拓,市場・流通関係者等との人的ネットワーク
      構築の中核を担う「上海マーケティングプロデューサー」を設置。

本県から主にアジアへの農林水産物の輸出状況

・ 香港:牛肉,豚肉,かぼちゃ,さつまいも,カンパチなど
・ 中国:養殖クロマグロ,カツオなど
・ 韓国:木材など
・ 台湾:ブリ,木材など
・ 米国:ブリ,養殖クロマグロ,カツオなど

④ 変わる生活 広がるビジネスチャンス

九州新幹線全線開業により短くなった南北軸~近づく南九州と北九州~

 

区間 九州新幹線部分開業前 九州新幹線全線開業後
(平成15年) (平成23年3月12日以降)
博多~熊本 1時間14分 35分
~鹿児島中央(西鹿児島) 3時間40分 1時間17分
~長崎 1時間47分 1時間45分
~大分 1時間59分 2時間00分
~宮崎 5時間10分 3時間31分

全線開業後の主な企業の動向

県内企業
① 福岡への進出

・ フェスティバロ(サツマイモ菓子販売)
・ フェニックス(黒豚しゃぶしゃぶ)

② オフィスビル等の完成

・ アエールプラザ(H22.3)
・ 鹿児島中央ターミナルビル(H24.5)
・ かごっまふるさと屋台村(H24.4)

③ 今後の動き

・ アミュプラザ鹿児島の増床
・ ホテルザビエル跡地に商業文化施設の建設
・ 中央町19,20番街区で再開発
・ タカプラ周辺で再開発

県外企業の鹿児島への進出

・ セブン-イレブン(コンビニエンスストア)
・ ドンキホーテ(量販店)
・ 谷川建設(住宅メーカー)
・ 丸善(書籍,文具)

ホテル・客室数の増加 

H15:162施設 11,227室 → H23:188施設 15,179室

修学旅行による入込数の増加

H19:64,052人 → H24:94,348人

⑤ 「本物。鹿児島県」 ~本物の素材に恵まれた鹿児島~

7つの「S」 ~「本物。鹿児島県」のセールスポイント~

・ 「7つのS」(桜島,西郷隆盛,焼酎,スローフード,スローライフ,スパ(温泉),新幹線)をベース・素材にして
     「豊かな鹿児島」や「癒される鹿児島」といった本県が持つ魅力を県内外にPR

桜島 ~南北600kmに広がる豊かな自然~

・ 日本ジオパークに認定された『霧島ジオパーク』(2010年),『桜島・錦江湾ジオパーク』(2013年)
・ 日本で初めて国立公園に指定された霧島(1934年)
・ 日本で初めて世界自然遺産に登録された屋久島(1993年)
・ ラムサール条約で湿地登録された薩摩川内市の藺牟田池,屋久島町の永田浜(2005年)

焼酎・スローフード ~多彩な食文化~

・ 芋焼酎の出荷量→麦焼酎を抜く
    2010年 芋:201千kl 麦:200千kl
    2011年 芋:204千kl 麦:201千kl
    2012年 芋:208千kl 麦:199千kl
・ 「郷土料理百選」に,鶏飯(2位),きびなご料理(5位),豚骨料理(8位),さつますもじ(10位),
      つきあげ(13位)などが選定

温泉・スローライフ ~癒しの空間~

・ 温泉源泉数      2,785(全国第2位)
・ 温泉利用の公衆浴場数   563(全国第2位)
・ ゆったりとした生活,固有の食,個性的な地域文化,情緒ある人間関係など,癒しに適した生活空間

西郷さん ~神々のふるさと,近代日本のはじまりの地~

・ 神代三代の墓陵(可愛山陵(薩摩川内市),高屋山陵(霧島市),吾平山陵(鹿屋市))
・ 島津700年(島津に暗君なし),薩摩藩を支えた郷中教育
・ 幕末から明治にかけて,島津斉彬,西郷隆盛,大久保利通,小松帯刀,天璋院篤姫,山本権兵衛,東郷平八郎,大山巌などを
      輩出
・ 日本最初の工場群(旧集成館)…近代日本のはじまり
   → 旧集成館を含む資産群 「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」が政府においてユネスコへの
            世界文化遺産推薦案件として決定(平成25年9月)

⑥ 奄美・離島の秘めたる可能性 ~スローライフの原点~

本県の離島

・ 有人島数:28島(全国第4位)
・ 離島面積:約2,485k㎡(全国第1位)
・ 離島人口:約183千人(全国第1位)

長寿・子宝の島「あまみ」

・ 合計特殊出生率第4位までを県内離島が独占
   → ①伊仙町,②天城町,③徳之島町,④和泊町

「奄美・琉球諸島」を世界自然遺産へ

・ 国が「奄美・琉球」として世界遺産暫定一覧表に記載を決定し,ユネスコ世界遺産センターへ提出(平成25年2月)

⑦ 安心・安全・新食料供給基地

日本を代表する食料基地

全国における本県農業の地位(H24)

・ 農業産出額  :4,054億円(全国第4位)
・ うち,畜産関係:2,347億円(全国第2位)
・ 農業就業者数 :74,364人(全国第12位)(農林業センサス2010(H22)) 

主要農産物における産出額(H24)

・ 肉用牛  :788億円(全国第1位)
・ 豚    :676億円(全国第1位)
・ 鶏卵   :241億円(全国第3位)
・ ブロイラー:523億円(全国第2位)

大隅地域の可能性

・ 大隅農業・加工技術研究プロジェクト(大隅加工技術拠点の整備(~H26))
・ 曽於地区の畑かん施設整備(S59~H34)

おさかな王国かごしま

全国における本県漁業の地位(H23)

・ 海面漁業・養殖業生産額:806億円(全国第4位)
・ 海面漁業・養殖業生産量:148千トン(全国第9位)
・ 漁業就業者数:8,484人(全国第9位)

・ 魚種別の全国第1位(生産量)
      みなみまぐろ,養殖ブリ・カンパチ,養殖ウナギ,養殖クロマグロ

・ 水産加工業の全国第1位(生産量)
      カツオ節

⑧ 地球環境先進県への決意

世界自然遺産の屋久島でモデル的な取組の推進

屋久島におけるCOフリーの島づくりへの取組

□ 電気自動車・充電器の導入経費の助成
      ・ H22~H24合計:電気自動車120台,充電器28基
□ 急速充電器の設置
      合計4基(H21:宮之浦,安房,H23:栗生,H24:永田)
□ 電気自動車を利用した観光プランの開発・情報発信
      ・ 「屋久島COフリーツアー」の開発・販売
      ・ 電気自動車を利用した旅マップの作成
□ 屋久島低炭素社会地域づくり構想に基づき,地元住民や事業者の取組を促進

再生可能エネルギーの普及状況

太陽光発電

・ 国内最大級のメガソーラー発電所:鹿児島七ツ島メガソーラー発電所(鹿児島市)(H25.11.1稼働開始)

風力発電

・ 九州最大規模の風力発電所:長島風力発電所(長島町)(H20.10.1稼働開始)

水力発電

・ 国内最大規模の小水力発電所設置計画(鹿児島県小水力利用推進協議会,九州発電㈱)
・ 第4回全国小水力発電サミットin鹿児島大会の開催(H25.11.7~9)

バイオマス資源の利活用

・ 家畜排せつ物や焼酎粕等のバイオマス資源を中心に,堆肥や飼料の原材料,発電用や発熱用のエネルギー源としての利用推進

⑨ 優しく温もりのある地域社会 ~地域に残る連帯感,助け合いの精神~

地域コミュニティの現状

○ 自治会や子ども会などの活動が盛んであり,昔ながらの地域コミュニティが存在している。
・ 自治公民館   6,512施設(全国第1位)
・ 認可地縁団体    832団体(全国第4位)
・ 子供会加入率    76.0%(全国第1位)

増えるNPO法人

○ NPO法人認証数
       H11:3法人 → H25:806法人
○ 人口10万人当たりNPO法人数 47.18法人(全国第4位)

⑩ ふるさとの将来を担う人づくり

受け継がれる鹿児島の教え

「士ハ節義を嗜み申すべく候。
    節義の嗜みと申すものは口に偽りを言ハず身に私を構へず,心直にして作法乱れず,・・譬恥を知りて首刎ねらるゝとも,己が為すまじき事をせず,死すべき場を一足も引かず,其心鐵石の如く,又温和慈愛にして,物の哀れを知り人に情あるを以て節義の嗜みと申すもの也」(出水兵児修養掟)
「いにしへの道を聞きても唱へてもわが行いにせずばかひなし」(日新公いろは歌)

21世紀・新たな未来の創造を担う人材の育成

中高一貫教育校の施設整備

  「大隅地域の公立高校の在り方検討委員会」の取りまとめを踏まえ,現高山高校敷地に本県県立学校初の併設型中高一貫教育校の
整備に向けた取組を進める。(平成27年4月開校予定)

かごしま地域塾推進事業

    次代の鹿児島や国を担う,知性と豊かな心を兼ね備えた国際人として通用するリーダーを育成する。

◎ かごしま子どもリーダー塾
      自らの「志」に向かって明確なビジョンを掲げ,集合研修及び実践的な体験を重ね,互いに切磋琢磨しながら,自らの行動規範
    の修得を図る。

◎ 新かごしま子ども塾
      基礎的な人間形成期にある小学校高学年を対象に,郷土の文化・歴史・人材等教育的環境を十分に活用した研修をとおし,
    郷土愛や国際感覚を育み,健全な心身を鍛える。

環黄海青少年派遣事業

    次代の鹿児島の産業・経済をリードする国際的な人材の育成に資する事を目的に,環黄海経済圏の中心であるソウル,台北,上海に本県青少年を派遣し,若い企業人等との交流や現場体験などを通して,強い知的刺激,異文化体験による「気づき」,「行動」の体得を図る。

知っていますか?鹿児島県

《自然》

◇ともに日本初!国立公園と世界自然遺産
 1934年(昭和9年)に霧島が日本初の国立公園に指定されました。その59年後の1993年(平成5年),屋久島が日本初の世界自然遺産に指定されました。二つの日本初。このことからも鹿児島の自然のすばらしさが分かります。

◇桜島の名前の由来
 神話に登場するコノハナサクヤヒメからとったという説や10世紀中頃に大隅守として赴任してきた桜島忠信の姓からとったという説などがあります。
 桜島と呼ばれるようになったのは江戸前期の元禄時代から。それ以前は「向島(むこうじま)」と呼んでいました。

◇出水のツル
 出水平野は,世界有数のツルの越冬地で,ナベヅルやマナヅルが,毎年1万羽以上越冬しています。ツルの群れが鳴き交わす様は,「残したい日本の音風景100選」(1996年:旧環境庁)にも選ばれています。

《歴史》

◇日本最古・最大規模
 霧島市の上野原遺跡では,約9,500年前,縄文時代早期の日本最古・最大規模の定住集落跡が見つかりました。

◇島津氏とともに700年
 源頼朝から惟宗忠久(これむねただひさ)は薩摩・大隅・日向の守護に任命され,姓を惟宗から島津に改めます。明治維新に至るまでの約700年間,鹿児島は島津氏とともに歩みました。

◇鹿児島からはじまった日本の近代化
 1851年に薩摩藩主になった島津斉彬による「集成館事業」により,反射炉の建造や工場の機械化など,後に日本が急速な近代化を遂げるための礎が築かれていきました。
 現在,旧集成館工場(現在の尚古集成館本館)など,本県所在の産業遺産を含む「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」の世界文化遺産登録に向けた取組が進められています。

《産業》

◇世界ブランドを目指して
 農林水産物だけではなく,焼酎の生産量も日本一です。特に,鹿児島県産のさつまいもと水にこだわり,県内で製造された本格焼酎のみを「薩摩焼酎」として,ワインのボルドーやウイスキーのスコッチなどのような世界ブランドを目指しています。

◇日本一早いタケノコ
 竹林面積日本一の鹿児島県ですが,日本一早く採れるタケノコでも有名です。
 なんと10月には,東京の料亭などに向けて出荷されます。

◇鹿児島の伝統工芸品
 鹿児島県には,「国指定伝統的工芸品」が3品目あります。1,300年の歴史を持ち,絹織物の最高傑作といわれる「本場大島紬」,豪華さと堅牢さを併せ持つ「川辺仏壇」,朝鮮に出陣した島津家17代当主島津義弘が,陶工を連れて帰ってきたことが始まりだと言われる「薩摩焼」の3品目です。

《文化》

◇鹿児島を小説にした作家たち
  海音寺潮五郎 「天と地と」「二本の銀杏」「西郷隆盛」
  林 芙美子  「放浪記」「浮雲」
  椋 鳩十   「片耳の大シカ」「大造じいさんとガン」
  島尾 敏雄  「出孤島記」「出発は遂に訪れず」「死の棘」
  司馬遼太郎  「翔ぶが如く」「故郷忘じがたく候」
  向田 邦子  「父の詫び状」

◇鹿児島を代表する芸術家たち
  黒田 清輝  「アトリエ」(鹿児島市立美術館蔵)
  藤島 武二  「蒙古の日の出」(県歴史資料センター黎明館蔵)
  和田 英作  「赤い燐寸」(鹿児島市立美術館蔵)
  有島 生馬  「スザンナ」(鹿児島市立美術館蔵)
  東郷 青児  「雲」(鹿児島市立美術館蔵)
  安藤 照   「西郷南洲翁」像(鹿児島市城山町)
  海老原喜之助 「本を焼く人」(県歴史資料センター黎明館蔵)
  吉井 淳二  「ろばのいる市場」(吉井淳二美術館蔵)

《いっぱいある鹿児島の日本一!》

◇長~い村
 有人島7島と無人島5島,あわせて12島からなる十島村。最も北にある有人島の口之島から最も南にある有人島の宝島までの距離が約130㎞にも及び日本一長い村です。

◇菱刈鉱山
 伊佐市菱刈前目の菱刈鉱山は,1985年の初出鉱以来,2012年10月末で累計産金量200トンを達成した日本一の金山。かの有名な佐渡金山の産金量は83トンと言われていますが,菱刈鉱山はその2倍以上にもなります。

◇大浪池
 霧島連山には多くの火口湖がありますが,大浪池は日本一標高が高いところにある火口湖。火口壁の高さは標高1,412m,湖面の高さは1,239mに位置しています。

◇ウミガメの上陸数
 海岸線が長く,美しい浜がたくさんある鹿児島県はウミガメの上陸数が日本一。平成24年は延べ約8,800頭のウミガメがやって来ました。

◇大クス
 姶良市蒲生町の八幡神社にあるクスの木は,推定樹齢は約1,600年で幹まわり24m,高さ約30m,根まわり33.5mの日本一の巨木。根元には畳が八枚入るほどの大きな空洞があります。

◇エドヒガンザクラ
 伊佐市の奥十曽には,推定樹齢が約600年で幹まわり21m,高さ28mの日本一大きいエドヒガンザクラがあります。普通の桜のように近くからではなく,やや遠目から見るのが上手な眺め方とか。

《鹿児島の日本初ってどんなの?》

◇日の丸発祥の地
 島津斉彬は,幕府に大船・蒸気船建造申請を行った時,日本の総印として白い帆に朱の日の丸を使用しました。さらに「日の丸」の旗を日本全体の船章(後に国旗)にしようと進言したことから,鹿児島は,日の丸発祥の地と言われています。

◇新婚旅行第1号
 寺田屋で負傷した坂本龍馬がおりょうと鹿児島へ来て,塩浸温泉や犬飼の滝など霧島界隈を訪れました。これが日本初の新婚旅行と言われています。

◇温州ミカン発祥の地
 温州みかんの「温州」は,中国の地名と同じであるため,中国が原産地と思われがちですが,長島町が発祥の地で,ここから全国に広がっていきました。

◇わが国初のガス灯
 島津斉彬は,磯別邸内にガス室を設けて,庭内の石燈篭にガス管を通して点灯させました。これが日本初のガス灯と言われています。

《鹿児島のオンリーワン》

◇ロケット打ち上げ施設
 日本で唯一ロケット打ち上げ施設がある鹿児島県。南種子町にある種子島宇宙センターと肝付町にある内之浦宇宙空間観測所で,種子島からは技術試験衛星や地球観測衛星などの実用衛星が,内之浦からは研究目的の天文観測衛星や惑星探査機が打ち上げられます。鹿児島県は宇宙に一番近い県です。

◇黒糖焼酎
 その名のとおり黒糖焼酎を主原料にして造った焼酎です。旧大蔵省の通達によって,日本広しといえども奄美群島だけで造ることが認められています。口あたりが柔らかく,クセが少ない。「生き薬」といわれる黒砂糖が原料なだけに,ぜいたくの極み。

◇天然砂蒸し温泉
 天然の砂蒸し温泉は世界で唯一指宿にしかありません。健康と美容にいいと人気があります。後にキリスト教を伝えたザビエルの依頼を受けて,ポルトガル商人のアルパレスが1547年に書いた「日本報告」にも,人々が砂蒸し温泉に入る様子が書かれています。

◇県立楠隼中学校・高等学校
 平成27年4月に肝付町に開校予定の楠隼中学校・高等学校は,併設型中高一貫校で,公立としては全国初の全寮制男子校です。ロケットセンターがある立地を活かし,(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)と宇宙航空教育活動に関する協定を締結し,宇宙航空教育支援活動の推進モデル校としています。推進モデル校の指定による宇宙航空教育の推進は,楠隼中学校・高等学校が全国初です。